しらたき酒造のこだわり

ふぐひれ酒にヒレが入っていないのは・・・なぜ?

しらたき酒造のふぐひれ酒は、ひれを取り除いてから製品にしています。
実は、これにはちゃんと訳があります。
皆様の疑問にお答えするため、私共の「こだわり」をご紹介します。
 

長年の研究により編み出された独自の製法

当社のひれ酒は、単に清酒に味付けしたものではありません。
長年の研究の結果編み出された製法により、 清酒をベースに焼きひれの香ばしさと焼きふぐのまろやかな旨味を抽出し、その一番美味しいところでひれ等は取り除き、保存性を高めています。
いつでもどこでも本当の味を手軽に味わっていただきたい、私達のこだわりです。
 

料亭のヒレ酒はどうしておいしいの?

本格的な料亭で飲む熱燗のヒレ酒を関心をもってよく観察してご覧下さい。
お湯のみの熱燗にふぐヒレが2,3枚入っており、蓋をして頃合いを見て蓋を取り、マッチの火で気化したアルコールをとばしますが、中のヒレをよく見ますと、ヒレの付け根部分に身(魚肉)が少し付いてコンガリ焼いてあります。実はこれが旨さの秘訣なのです。
即ち「香りはヒレから味は身から」を実証してくれています。
 

県工業技術センターとの共同研究

当社では、ひれについても研究を重ねてきました。
山口県工業技術センター(現在は山口県産業技術センター)の協力・指導を得て研究を行ないました。
保存テスト6ケ月後の結果、熱燗に焼きヒレを入れるのはたやすいのですが、焦げムラなく完ぺきに焼いたヒレでも常温で約4~5ケ月も経ってみると、お酒に色がだんだん番茶のように濃くつき、酒の味も劣化が進みます。
やはり、熱燗にヒレを入れるのであれば、入れたての香味がある熱いうちに飲んでこそ本物です。燗冷ましや、長い月日の経ったヒレ入りヒレ酒は、本物のヒレ酒の味ではありません。
 

品質の均一化のために

ふぐのひれには、ふぐの大きさ、ふぐ個体のバラつきがヒレにもあります。
また、一概にヒレといっても、ヒレの部位(腹びれ・背びれ・尾びれ)によっても味が異なります。(抽出テストの結果)
即ち、ヒレを添付しただけの製品の場合、味・香りにバラつきが出ることは当然です。
当社のひれ酒は、前述の独自製法により、品質を均一に保っています。
 

製品化の瓶詰品について考えて見れば

焼きヒレはカップのような広口瓶でなければ入りません。
一般に流通している細口の酒瓶には入れにくいので、量産化には向きません。
全国で当社のみ170mlから1800mlまでいろいろな商品を取り揃えています。
多彩なヒレ酒製品群の豪華さをご覧下さい。
 

私達は日本酒を知りつくしています

しらたき酒造は、天保8年創業の老舗酒造メーカーです。
日本酒を知りつくした私達が、さまざまな難題を克服し多年の研鑽を経て出来上がったのが、「元祖ふくのひれ酒」です。
ふぐ料理店でしか味わえなかったひれ酒を、全国で初めて当社が製品化したのは約40年前で、しらたき酒造がひれ酒の元祖と言われる所以です。
他では真似の出来ないひれ酒特有の香ばしさとまろやかな旨味をぜひご愛飲ください。

 

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